一人ひとりにあわせた、きめ細やかなリハビリテーション
当クリニックのリハビリテーションの最大の特長は、患者さまの病状や回復状態に合わせた、きめ細やかな対応を心ざしている点です。
従来はどうしても、最大公約数的なプログラムが行われがちでした。しかし私たちは、一人ひとりにあわせた最適なリハビリテーションを行うことで、その効果が最大限に発揮できるものと考え、個々の患者さまの目標にあったプログラムを組んでいます。
「うつ」専門のコース
当クリニックでは、「うつ」の患者さまに特化した、デイケア「復職準備コース」(4階)を設けています(≫リハビリのプログラムなどに関する情報はこちら)。
現在、「うつ」で休業される方が非常に増えています。一家の大黒柱である、30〜40代の働きざかりの方が「うつ」になり、会社に行けなくなるケースも目立ってきています。私たちは、社会問題ともいえるこうした状況に対応するためにも、「うつ」に特化したデイケアが必要と、2年前から準備を進めてきました。
お薬を飲んで、全快される方ももちろんたくさんおられます。でも、病気自体は良くなっても、会社に復帰するのはまだ不安があるという方もいらっしゃいます。そうした方を対象に、少しでも早く復職できるようにサポートさせていただくのが、このコースの目的です。
会社に復帰すると、人間関係をはじめとした、さまざまなストレスがかかってきますが、これはある程度は避けられないことでもあります。社会に復帰して毎日元気に暮らしていくためには、以前と同じような問題が起こってストレスにさらされたときに、心がきちんと対応でき、受け流すことができるようになることが大切です。
「こんなときどうするか」を、シミュレーション
この「復職準備コース」では、まず「うつ」がどういうもので、お薬は何の目的で飲み、どんな効果があるのかなど、病気自体のことについて知ってもらうことから始まります。自分の病気について知ることはとても大切です。正しい認識が持てると、今後の対処方法も良く理解できます。
そして、実際に会社へ復帰してからの生活をシミュレーションを行い、ロールプレイの手法を使ってトレーニングしてきます。
たとえば、「復職した当日、なぜ休んでいたか聞かれたらどう答えるか」「上司からこんなことを言われたらどう対処するか」など、さまざまな具体的状況を想定して、対応方法をいっしょに考えていきます。こうしたことを繰り返すことで、上手に気持ちをセルフコントロールできるようになるのです。
また、自分と同じ「うつ」で悩んでいる仲間ができることも、とても大きな励みとなります。同じ「うつ」でも、悩んでいる部分は人それぞれ違います。「そういう場合、私だったらこうするかな」など、お互いに語り合うことも、とても大きな支えになってくれるのです。
1日でも早い社会復帰のために
当クリニックでは、精神保健福祉士・作業療法士などといったスタッフ個人の専門性を活かしながらも、その役割だけにこだわらず、おなじデイケアのスタッフとして、共同でリハビリテーションに当たるよう努めています。
目的は、「患者さまの1日でも早い社会復帰を支援する」こと。そのためにできることを、全員で力をあわせて取り組んでいこうと心がけています。
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