再発防止が重要
このコースは症状コントロールと再発予防の方法を身につけるためのコースです。
対象は主に思春期・青年期の方で、精神的に不調を抱えていたり、いつもの自分と違うと感じている方、急性期治療を終えた方です。
心理教育をはじめ個別性を大切にしたメニューを用意し、主に統合失調症の方に役立つリハビリテーションを実施しております。(>>リハビリのプログラムなど詳しい情報はこちら)
再発をいかに防止するかがとても重要です。これから先の長い人生を、安定して歩んでいただけるように、きめ細やかなフォローをしていきたいと考えています。
生活のリズムを整える
まず、生活のリズムをつくるのが大切です。デイケアに通ってもらうこと自体が、「朝一定の時間に起きて、ご飯を食べて出かける。そして1日のリハビリを終えたら家に帰り、休養をとって休む」といった、規則正しい生活習慣を取り戻すことにつながります。
簡単なことのように思えますが、健康な人でも日々の体調と相談しながらやっていることです。まして、心が不安定なときは、毎日きちんと活動することだけでも、けっこう難しいものです。
また、自分の病気について、正しく知ってもらうことも重要です。たとえば、どんな症状があるかということが分かっていると、良くない考えが頭に浮かんだとき、「これも病気の症状なんだな。この考えに惑わされないようにしよう」などと、気持ちを切り替えることができるのです。
柔軟なものの受け取り方ができるように
さらに、ロールプレイを使ったトレーニングも行っていきます。
たとえば、普通に誰かと会話しているだけで、「非難されている」と感じてしまう方がいらっしゃったとします。会話の相手は、まったくそんなふうに思っておらず、そぶりも見せてもいないとしても、本人にはそう感じられます。そういうときに、「自分の話を、興味を持って聞いてくれている」という違ったとらえ方ができれば、本人の心がずいぶんと楽になるものです。
柔軟なものの受け取り方ができるようになるために、「こういう場合にはどう考え、どう対応するのが良いか」などをシミュレーションしながら練習していきます。100%の思いこみが80%になり、60%になり、ひとつの考えだけにしばられないようになれれば、きちんとした対処ができるようになっていきます。
気分転換の方法を見つけてほしい
気分転換をじょうずに行うことも大切です。悩みごとがあるときに、そのことばかりに気を取られているのではなく、うまく気持ちを切り替えることができれば、不快な気分も軽減されます。自分の気持ちをコントロールするための手法として、気分転換はとても有効です。
気分転換は、どこでも簡単にできるものであることが大切です。このコースでは、散歩や園芸をはじめ、さまざまなプログラムを用意しています。そのなかから、デイケアを離れた自宅でも、気分転換の方法として使えるものを見つけていただければと思っています。
患者さまから学ぶこと、たくさんあります
患者さまは、たとえ病気で悩んでいたとしても、みなさんそれぞれ、人間的にすばらしい面がたくさんあります。自分にはない良さがいっぱいあり、患者さまからいろんなことを学ばせていただいています。
これからもひとりの人間として、患者さまご自身が「なりたい自分」になれるよう、「自己実現」ができるよう、最大限のサポートをしていきたいと思っています。
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