患者さまの「理解と納得」に配慮
私が医師としていちばん大切にしていることは、「病気だけを診るのではなく、"人"を診る」こと。患者さまは、みな性格も違えば、境遇も違います。ですので、病気そのものだけでなく、その人自身がおかれている環境にも心を配る必要があります。
さらに、さまざまな検査のデータ、たとえば体温の「38℃」という数字ひとつとっても、その意味するところは、厳密には人によって違います。
そうした、一人ひとりの状況に思いを巡らせることができてはじめて、本当に適切で、心の通った医療を提供できるのだと思っています。
そして、なにごとも、患者さまに「理解と納得」をしていただくよう配慮し、診察の際は、患者さまの立場に立って、できるだけ分かりやすい言葉で説明させていただくよう努めています。
「声かけ」を積極的に
当クリニックでは、心があたたまるような、優しい雰囲気を大切にしていきたいと思っています。そして、積極的に「声かけ」を行っています。
受付などで困っていそうな方がみえたら、こちらから「どうされました?」と声をかけるなど、できるだけ患者さまから聞かれる前に行動できるよう、スタッフ全員が心がけています。
もちろん、診察や治療の確かさがいちばん大切なのですが、スタッフ全員でつくる、クリニックの雰囲気も重視しています。クリニックを訪れる方は、どこかに不調を抱えているわけですので、不安を感じていらっしゃいます。その「不安」を、できるかぎり「安心」に変えていければと思っています。
クリニックの「気軽さ」と、最新の「設備」
当クリニックでは、上部消化管内視鏡(経鼻も可能)、超音波、CT(関連施設で実施)など、最新の設備を持っています。しばらくすれば、1時間くらいで血液検査の結果が分かるようなシステムも完成する予定です。
クリニックの「気軽さ」に、大病院なみの「設備」を加え、最新の医療と安心感を同時にご提供できれば、患者さまにとっても、いちばん理想的な環境ではないかと思っています。
主治医として、継続的にお付き合いしていきたい
私はこのクリニックに来る以前は、「新宮市立医療センター」で、19年間、おもに病状の重い患者さんを中心に診療してきました。内科疾患全般を診ますが、そのなかでも特に、血液の病気やリウマチなどの膠原病を専門としていました。
消化器などの場合とは違い、血液には外科的な治療法がありません。最後まで内科的に治療していかなくてはいけませんので、とても難しい分野です。特に、白血病などの難病と長期間向き合っていくには、医師の側にも大変なエネルギーが必要です。しかし、ひとりの患者さまを、ずっと継続して診療させていただけたという経験は、医師として大きな「財産」となっています。
その財産を活かし、これからもできるかぎり一人ひとりを継続的に診ていく主治医という立場で、患者さまと信頼関係を築いていければと思っています。
さらに当クリニックでは、内科と心療内科・精神科との連携がしっかりとはかられていますので、もしも「うつ」などがある場合でも、スムーズに体と心の両面から、適切なケアを受けることができます。これも、当クリニックの大きな特長のひとつと言えるでしょう。
垣根のない医師を目指したい
伊良部一郎という変わった医師が主人公の、「イン・ザ・プール」(奥田英朗著)という小説があります。最初は誰もが「なんていい加減な医者だ!」と思うんですが、いつのまにか伊良部先生の魅力に引き込まれて、気がつけば病気も治っているという、ユニークな医師の話です。
 伊良部先生のような医師はありえないですし、いい加減ではいけません。ですが、私も、患者さまが気を遣わず、いつのまにか言いたいことをなんでもおっしゃっていただけるような、気さくで垣根のない医師を目指したいと思っています。
心身のことで何か気になれば、どうぞお気軽に訪ねてきてください。 |